少し遅くなりましたが、2025年7月末時点の運用状況を見ていきます。
運用資産
下記の売買分を除くと、4.91%の上昇でした。
7月は大きな上昇となりました。米国、日本共に市場全体が上昇したのと、円安効果もあり、日本円での評価額が増えています。8月初日に米雇用統計の大幅下方修正により円高株安に動いたので、8/4現在では7月末時点より100万円以上減っていますが。

売買実績
今月もNISA積立枠のオルカン購入のみです。
指数
7月末時点の指数は以下となっています。
S&P 500:6,339.38(+2.17%)
TOPIX:2,943.07(+3.16%)
USDJPY:150.72(+4.64%)
保有米国株全体のドルベース騰落率は1.22%の上昇でしたので、今月はS&P 500をアンダーパフォームとなりました。
保有日本株全体の騰落率は0.98%の上昇でしたので、今月はS&P 500をアンダーパフォームとなりました。
為替は144.04円から150.72円と大きく円安が進みました。
米国株は2ヶ月連続、日本株は3ヶ月連続のアンダーパフォームとなり、このところ不調となっています。特に米国株はS&P 500をアウトパフォームしていることが多かったのですが、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>の暴落だったり、最大保有比率の銘柄だったコストコ・ホールセール<COST>が調整気味だったりと厳しい時期が続いています。
保有銘柄騰落率

ユナイテッドヘルスが再度の大幅下落
マイクロソフト<MSFT>とアルファベット<GOOGL>が好決算だったのもあり、大きく上昇してくれました。ビザ<V>も決算は悪くなかったですが、先月から連続で下落。コストコも調整が続き、ユナイテッドヘルスは決算後に再度大きな下落で、またしても一月で20%超の下落となりました。あまり気にせず放置しているブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BTI>が上昇を続けています。ナスダック100ETF<QQQ>や全世界株式ETF<VT>は比較的落ち着いているので、やはり指数投資に比べて、個別株投資は上下が激しくなりますね。
伊藤忠が好調
日本株は、伊藤忠商事<8001>が円安等の追い風もあり5%程の上昇となりました。その他の銘柄は上下1%以内とあまり変わらず。東証株価指数のTOPIXが3%以上上昇していたので、日本株全体としては物足りない結果となりました。
配当金
7月は以下の銘柄から配当金を受領しました。
現在のポートフォリオだと7月が最も配当金の少ない月となります。配当受領月を意識して投資している訳ではないので、毎月の受領額にバラツキが出るのは仕方ないですね。
それぞれの銘柄の累積配当金と回収率は以下となりました。
銘柄 | 取得総額 | 累積配当金(税引後) | 回収率 | 初回購入日 |
---|---|---|---|---|
MSFT | 2,275,660円 | 123,903円 | 5.44% | 2019/08/22 |
V | 2,077,604円 | 73,724円 | 3.55% | 2019/08/22 |
COST | 2,193,444円 | 185,084円 | 8.44% | 2019/10/29 |
GOOGL | 1,497,120円 | 17,321円 | 1.16% | 2019/11/12 |
UNH | 1,838,846円 | 131,492円 | 7.15% | 2020/02/26 |
JPM | 296,502円 | 60,130円 | 20.28% | 2020/03/13 |
BTI | 1,090,611円 | 244,625円 | 22.43% | 2020/03/13 |
QQQ | 1,678,353円 | 86,274円 | 5.14% | 2019/09/10 |
VIG(旧NISA) | 408,492円 | 156,239円 | 38.25% | 2019/09/10 |
VT(旧NISA) | 3,005,558円 | 250,335円 | 8.33% | 2021/01/05 |
VT(NISA) | 412,093円 | 12,541円 | 3.04% | 2024/01/05 |
VGLT | 2,159,116円 | 143,593円 | 6.65% | 2020/10/22 |
9432 | 1,710,000円 | 287,271円 | 16.80% | 2019/09/20 |
8001 | 1,298,310円 | 102,000円 | 7.86% | 2022/05/17 |
1928(NISA) | 2,029,999円 | 93,800円 | 4.62% | 2024/01/04 |
8766(NISA) | 1,263,900円 | 56,000円 | 4.43% | 2024/01/04 |
2502(NISA) | 652,150円 | 0円 | 0% | 2025/01/06 |
9989(NISA) | 403,500円 | 6,500円 | 1.61% | 2025/01/06 |
売却済銘柄計 | – | 863,410円 | – | – |
合計 | 26,291,258円 | 2,903,265円 | 11.04% | – |
7月の総評
トランプ関税の進展や好調な決算により、アノマリー通り7月の米国市場は2%超の上昇となりました。日本株もトランプ関税が25%から15%に引き下げられたこと等からTOPIXは3%超の上昇となっています。対して私のポートフォリオは上昇したものの指数に及ばず。円安が進んだこともあり、資産は大きく増えましたが、個人的には素直に喜べる結果とはなりませんでした。
8/1の米雇用統計で予想を下回る雇用者数だったり、5月と6月の結果が大幅に下方修正されたりと労働市場の悪化が見えてきました。失業率はまだ高水準ではないですが、少し警戒しておいた方が良さそうです。FRBが一気に0.5%以上の利下げを行ったり、インフレ率が大きく再燃したりすることがあれば、PERも高めの状況ですし大きな下落に繋がる可能性が高いです。とはいえ、米国の政策金利は4.25-4.50%とまだまだ高い位置にあるので、0.25%ずつの引き下げで上手くコントロールできれば、順調に株価も上がっていくのではと思います。どちらにしてもマイペースに投資を続けるのみです。
※本記事は投資勧誘を目的とするものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします